ちょっと大げさな名称ですが、エンジェルクラウンはオールセラミッククラウンの一つの商品名です。
普通のオールセラミックと何が異なるかというと、エンジェルクラウンは機械が作成します(もちろん最終的な微調整は手作業)。機械が作成しますからコストが安くなり、結果として患者さんに低価格で御提供できます。
具体的には手作業のものの約半分です。
白いきれいな歯をより安く → 天使の贈り物というイメージでエンジェルクラウンと名付けられたようです。
長所
■低価格
■セラミックなので汚れがつきにくい
■変色しない
■セラミックの塊(インゴットという)を削り出して作るので強度がある
短所
■十分な厚みが必要(神経のある歯に不向き)
■透明感が手作業のものに劣る(前歯にはやや不向き)
■部分的な詰め物はできない
作業工程
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歯列模型をレーザースキャナで取り込みます。 |
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取り込んだデジタルデータをソフト上で設計します。 |
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セラミックのブロックを機械で削り出します。 |
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最終的な調整や色合わせは人の手によって仕上げられます。 |
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臨床例
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矢印部分にエンジェルクラウンを入れました。
手前の歯はコンポジットレジン充填、奥の歯はハイブリッドインレーです。 |
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臨床例2
矢印の歯をエンジェルクラウンで修復しました。色合いも隣接する天然歯と良くなじんでいます。
当院では、このエンジェルクラウンを45,000 円で御提供します。
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